英国情報
Vol.47
世界の父の日
【英国情報/英国の文化】 世界の父の日
今年は6月21日が父の日です。
皆様父の日の過ごし方はお決まりでしょうか。
父の日は母の日と比べるとまだまだイベントとしては控えめな印象を受けますが、
世界各国ではどのように父の日をお祝いしているのでしょうか。
前回ご紹介させていただいた世界の母の日の祝い方に続いて
父の日の祝い方についてもご紹介させていただきます。
【父の日の起源】
日本の父の日は6月の第3日曜日ですが、父の日の起源はアメリカから始まったと言われています。
1909年にアメリカ、ワシントン州に住むソラノ・スマート・ドッドという女性が「母の日同様に父にも感謝する日を」と教会の牧師にお願いして彼女の父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったのが始まりとされています。
彼女の母は彼女が16歳の時に亡くなり、
それ以後、男手一つで彼女と5人の兄弟を育てあげた父ウィリアムを彼女は敬愛していました。
そして、1909年6月に教会で父に感謝を捧げる礼拝をおこない、その翌年1910年6月19日には、最初の父の日の祝典が行われました。
1916年、アメリカ合衆国28代大統領ウッドロー・ウィルソンが父の日の演説を行い、次第に父の日が認知されるようになります。
さらに、1966年アメリカ合衆国36代大統領リンドン・ジョンソンが6月の第3日曜日を父の日に定め、1972年ついに国の記念日として正式に制定されました。
日本では、父の日は戦後1950年代から徐々に広まり始めましたが、一般的な行事として全国に知れ渡ったのは1980年代からです。
それは百貨店などが販売戦略の一つとして父の日をイベント化したことが大きく影響していると言われています。
【贈る花】
母の日に贈るギフトといえば、カーネーションが定番ですが
今日、日本では父の日に黄色いバラを贈るのが一般的です。
これは父の日のきっかけともなったドット婦人が父のお墓の前に白いバラを供えたことに由来しています。
母の日のカーネーション同様に、お父さんが健在であれば赤いバラを、亡くなっていれば白いバラを贈るといわれています。
しかし、ここ最近では黄色いバラを贈るという習慣が浸透しています。なぜ、黄色いバラが定着したのでしょうか。
1981年に日本メンズファッション協会が「日本ファーザーズ・デイ委員会」を立ち上げ、
「父の日黄色いリボンキャンペーン」を展開し、「黄色」をイメージカラーとして使用するようになりました。
そこから、父の日=黄色というイメージが定着し黄色いバラや、黄色いリボンが巻かれたプレゼントが父親に贈られるようになったのです。
黄色のバラの花言葉は「献身」「華麗」といった意味があり、父の日定番のお花です。
しかし、西洋など一部の地域では黄色バラは「嫉妬」「誠意がない」など日本と異なったイメージであるところもあり渡す際には注意が必要です。またヒマワリも有名で「憧れ」や「敬慕」といった花言葉と、
バラと比べると控えめで馴染みやすく気軽にプレゼントとして送れることも人気の秘訣となっております。
その他には、ユリなど少し高級感のあるお花を送りたい場合、「スカシユリ」という品種がお勧めされています。花言葉は、「親思い」「子としての愛」など父の日に贈るのにピッタリといえるでしょう。
【世界各国の父の日の過ごし方】
イギリス
イギリスの父の日は、日本と同じ6月の第3日曜日です。
6月頃になるとスーパーマーケットなどでは父の日特設コーナーが賑わい始めます。
母の日同様に父の日向けのメッセージカードを送る、家族で食事やプレゼントを渡しながらお祝いをするなど日本の誕生日とよく似た祝い方が一般的です。また小さい子供は、ハンドメイドでメッセージカードやプレゼントを作りお父さんを喜ばせます。
日本では革小物やネクタイなどが定番のギフトとして送られますがイギリスでは、
ギフト用ホームページなどでも父の日のギフトとして少しふざけたアイテム(Funny items)が
紹介されておりブリティッシュジョークのある楽しいギフトが用意される場合もあるようです。
イタリア
イタリアの父の日は、3月8日に行われる国際女性の日の約2週間後3月19日にお祝いされます。
Festa del Papa と呼ばれており、各国の中でも特徴的な祝い方がみられます。
カトリックやキリスト教の影響が大きいイタリアでは、イエスの父の祭日である3月19日が父の日となっています。
イタリアを除くスペインやポルトガルなど6カ国がこの日を父の日としてお祝いしています。
また、特徴的な祝い方の一つとして「ゼッポレ」と呼ばれるお菓子を食べる習慣が挙げられます。「ゼッポレ」は揚げたシュー生地にカスタードクリームを絞ってチェリーをのせたお菓子で、
この時期になると世界で最も美しいと呼ばれているカンポ広場では屋台が並び家族で祝われることが多いようです。
タイ
タイの父の日は12月5日。タイでは父の日=タイ国王陛下(ラーマ9世)の誕生日として盛大にお祝いされます。
これまでの国王陛下のご活動などの展示会や国王陛下とタイ国民をテーマにしたライト&サウンドショー、ステージパフォーマンスなど各種祝賀イベントが誕生日前夜から催されます。
国民は国王のシンボルカラーである黄色の洋服を好んで着用し、黄色いモノを飾るなどして国王の誕生を祝います。
当日の夜には国の至る所で式典が行われ歌を歌い国王をお祝いします。
また、タイの父の日は、ラーマ9世王様のお誕生日色の黄色である花「プッタラックサー」(Canna flowers)が贈られます。
韓国
韓国ではすでに母の日でも紹介した通り、毎年5月8日が両親の日、親の日として祝日が設けられています。
この日はオボイナルと呼ばれており、
母の日と父の日を合わせて両親へカーネーションなどをプレゼントすることで感謝の気持ちを表現します。
また現代では、お金とお花をあわせた商品なども人気ギフトとして贈られることもあるようです。
台湾
8月8日が台湾の父の日で父親節と呼ばれています。
8月8日が父の日として制定された由来は「パパ」(爸爸)と「八八」の中国語の発音が類似していることだといわれています。
日本の父の日と比べると盛大にお祝いされているようです。
父親と離れて過ごす家族は里帰りをして家族と食事を楽しみながら、財布などの小物やお酒などをプレゼントするようです。
また、8という数字は末広がりで中華圏の人にとって縁起の良い数字だとされています。
世界の父の日の祝い方はいかがでしたでしょうか。
日本では馴染みのない日付や食べ物、贈り物など様々な発見があったかと思います。
普段は伝えられないお父さんへの感謝の気持ちを
今年は世界の父の日の祝い方を参考にお祝いしてみてはいかがでしょうか。
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