Home 英国情報 Vol.41


UK 英国情報

エリザベス女王のお気に入り ~王室御用達の紋章を探してロンドンを歩く~

ゆったりとした空間でいただく極上の紅茶とスコーン。アフタヌーンティーを楽しみながらくつろぐティータイムは格別な癒しの時間です。今回の英国情報はアフタヌーンティーと英国式マナー。素敵な紅茶の時間をお届けします。




 英国発祥のアフタヌーンティーは、19世紀に第7代ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアが考案しました。軽い昼食と夕食の間にお腹がすいてしまうので、紅茶のお供にバターやジャム付きパンを所望したのが始まりです。高級なティーセットにセンスのある料理とお菓子、そしてお気に入りの紅茶。英国上流階級の人々は贅沢で華やかなアフタヌーンティーの時間を過ごしていました。

 最近ではカジュアルなお店でもアフタヌーンティーを楽しめますが、英国の高級なホテルでのアフタヌーンティーではスマートな装いやブリティッシュな大人のたしなみを身につけたいもの。アフタヌーンティーをより楽しんでいただくために、アフタヌーンティーのエチケットとマナーを少しご紹介させていただきます。



LESSON 1 ドレスコード

 高級なホテルでのアフタヌーンティーではスマートカジュアルが基本スタイルです。女性の場合、簡単なドレスかスーツ、または綺麗なブラウスに丈の短すぎないスカートが上品でしょう。サンダルでも問題ありませんが、スニーカーは避けましょう。男性は、ネクタイをつける必要はありませんが、高級ホテルなどでは、万が一の場合を備えてタイをポケットに忍ばせておく方が得策です。


DAKS 2017年春夏コレクション。ドレスコードにおすすめです。


LESSON 2 シャンパン


 アフタヌーンティーにはシャンパン付のメニューがあります。これから始まるティータイムを楽しく演出できる大切なアイテム。シャンパングラスは手の温度で温まるのを防ぐ為に必ず足の方を持ちます。乾杯を交わしシャンパンを味わいながら紅茶を待ちましょう。紅茶が提供される前に飲み干す必要はありません。シャンパンを飲みながら、紅茶をいただくこともアフタヌーンティーの楽しみ方の一つなのです。


LESSON3 紅茶

 メインの紅茶を選びましょう。紅茶のことがわからないとき、例えば5つ星ホテルでは「ハウスブレンド」と呼ばれる、そのホテルのオリジナルブレンドティーがあるので、ここだけでしか味わえない特別な紅茶を楽しむことをおすすめします。様々な種類のある紅茶の中から、自分が試してみたいものをいろいろと飲んでみてください。最近はティーソムリエのようなスタッフがいるホテルも多いので、おすすめを聞くのもいいでしょう。
 注文した紅茶の1杯目はスタッフがカップに注いでくれます。ホテルによってはその後も紅茶を注いでくれる担当者が横につくこともありますが、たいてい2杯目からは自分で注ぎます。

 またティーポットとともに、ホットウォータージャグ(差し湯が入ったポット)が運ばれますので、紅茶が濃くなったらカップに直接お湯を足しましょう。




LESSON 4 カップ&ソーサー


 たまに目にする、カップの持ち手に指をしっかり入れて小指を立てて飲む仕草、これはあまり上品とは言えません。指は軽く持ち手に絡ませ、小指を駆使してバランスを保つ持ち方が上品といわれています。ソファに対して低めのテーブルの場合は、持ち上げたカップとともに、ソーサーも持ち上げましょう。ソーサーは胸の高さまで持ちあげ、視線をカップの内側に軽く落として静かに飲みます。飲み終わり近くに、向かい側の人にカップの底のマークが見えるまで傾けるのはよくありません。


LESSON 5 ミルク&シュガー

 昔はカップに熱い紅茶を注ぐとヒビが入ってしまう為、ミルクを先に入れていましたが、今ではその心配がないので紅茶を注いだ後にミルクを入れます。砂糖のかき回し方にもポイントがあります。ぐるぐるかき回すのではなく、スプーンをカップの向かい側から手前に向けてゆっくりと引き、それを向かい側にもう一度戻す。それだけで更にティータイムがエレガントに。




LESSON6 サンドイッチ&スコーン&ケーキ

 三段アフタヌーンティースタンドはホテルによって種類は様々。色とりどりに並ぶケーキやスコーンがテーブルを華やかに彩ります。食べる順序は、サンドイッチ、スコーン、ケーキ、パン類からお菓子へという順序です。サンドイッチは手でつまんで食べるのが基本。食べる時はそのまま口に運ぶか、サイズが大きい場合はナイフで一口サイズに切ってから手で食べるといいでしょう。




英国伝統のお菓子、スコーン。スコーンもパンと同じに扱うものなのでナイフで半分に切らずに手で割って食べるのがルールです。その方がスコーンの食感を楽しめるので、味も良くなります。ジャムとクロテッドクリームをお皿の脇によそい、ナイフを使ってスコーンに少しずつ塗ります。食べるときはもちろんナイフを使わず、手を使って食べましょう。もし口にジャムやクリームがついてしまったら、ナプキンで軽く叩くようにして拭きます。





最後にケーキの食べ方です。紙の上にケーキが置かれている場合は、手で紙の部分をつまんで取り、フォークでケーキを押して皿に移動させます。フォークを使い食べましょう。




 英国式マナーとエチケットはおわかりいただけましたでしょうか。これで上品に楽しくアフタヌーンティーをお楽しみいただけますね。今回British Etiquette Institute(ブリティッシュ・エチケット・インスティチュート)の講師によるイギリス式エチケット&マナーを参照させて頂きました。British Etiquette Instituteとは、イギリス式のアフタヌーンティー、ピクニック、ヘンリーレガッタ、ウィンブルドン・テニス、アスコット競馬、正式な晩餐会など、TPOに応じた対応指導を行うフィニッシング・スクールです。





 さて、アフタヌーンティーにかかせない美味しい紅茶。この度DAKSは「ST. CHRISTOPHERS(セントクリストファー)」とコラボレーションし、DAKSオリジナルフレーバーティー"フローラル アールグレイ"を制作いたしました。






 セントクリストファーとは、紅茶の本場である英国が認めた紅茶専門店。英国で権威ある素晴らしい食品・飲料に与えられる「The Great Taste Awards(グレート・テイスト・アワード)2016」において、セントクリストファーの紅茶『English Breakfast(イングリッシュ ブレックファースト)』が1つ星を受賞いたしました。


『English Breakfast(イングリッシュ ブレックファースト)』
がグレート・テイスト・アワードを受賞。


 受賞した『English Breakfast(イングリッシュ ブレックファースト)』は濃厚な味と芳醇な香りのアッサムに、ほのかに甘く軽い渋みの良質なセイロン、力強さとコクのあるケニヤをブレンドした、英国伝統のミルクによく合うおいしさです。


『English Breakfast(イングリッシュ ブレックファースト)』


 またラグジュアリーな外資系5つ星ホテルとして有名な「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」や、「コンラッド東京」「パレスホテル東京」等、東京のラグジュアリーホテルでセントクリストファーの紅茶を楽しむことができます。ホテルやカフェ、レストラン、デパートなどで英国紅茶の真髄であるブレンデッドティーを中心にオリジナルティーやシーズナルティーを販売しています。


「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」のアフタヌーンティー。


 今回制作するDAKSオリジナル フローラル アールグレイは、DAKS 2017年春夏コレクションにも登場するメドーフローラルプリントをイメージした花香るすっきりとした優しい紅茶です。


DAKSオリジナル フレーバーティー、缶にはメドーフローラルがプリントされています。


 今シーズンDAKSが考案したメドーフローラルプリントはモダンでエレガントな気品溢れる女性らしさを演出します。 メドーフローラルのメドー(Meadow)とは草原という意味。豪華な花ではなく野に咲くお花。DAKSが表現するメドーフローラルは風にゆらゆらとゆれる草の合間にイエローやブルーの花が顔を出す、優しい魅力の溢れたデザインです。


メドーフローラルプリントのワンピースやブラウス、
2017年春夏 DAKSカタログに掲載されています。


 今回DAKSオリジナル フローラル アールグレイにブレンドされた、矢車菊とマリーゴールド。矢車菊のブルーは「幸せ」を、マリーゴールドのイエローからは「健康」の花言葉に願いを込め、天然ベルガモットで贅沢に香り付けしました。上品で洗練されたマイルドな味と香りをお楽しみいただけます。

矢車菊はコーンフラワーと呼ばれるブルーのお花。美しいその色は最高級のサファイアの色味を「コーンフラワーブルー」として引き合いに出されるほどです。またマリー・アントワネットも好んだ花としても知られています。黄色が鮮やかなマリーゴールドは、体内の浄化作用に優れており、新陳代謝を促す効果があるといわれています。


 DAKSオリジナル フローラル アールグレイですが、販売はしておらず一部のDAKS紳士服・婦人服ショップで商品をご購入いただいたお客様に期間限定でプレゼントする予定です。(※DAKSオリジナルフローラル アールグレイのプレゼント予定は予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください。)




参考文献:
RSVP 第15号「British Etiquette Institute(ブリティッシュ・エチケット・インスティチュート)の講師によるイギリス式エチケット&マナー」

協力:
ST. CHRISTOPHERS(セントクリストファー)


【英国情報に関する問い合わせ先】
ジャパン・ダックス・シンプソン事務局(三共生興株式会社内) TEL:06-6268-5375